横山不動尊(大徳寺))について>

横山不動尊(大徳寺)は保元元年(1156)百済から流れついた仏像を祀って(現奥の院))建てられた小堂が始まりで、開基は橘知禅と伝えられています。日本三不動の一つに数えられ、不動堂は津山杉がうっそうと茂る山麓に威風堂々とした姿を見せています。本尊は純金製の高さ5cmほどの不動明王像で、5mほどもある大きな木造の不動明王の胎内に安置されています。この本尊は12年に一度、酉年に開帳されます。

本尊
木製の不動明王 国の重要文化財に指定
境内
境内の周りには遊歩道が整備されています。
大徳寺は初め、明王山金剛寺といい真言宗の道場として開かれたといわれていますが、葛西氏の時代に曹洞宗に改宗し山号も白魚山と改められました。江戸時代になってから広く民間に信仰されるようになり、その伝統は今日まで受け継がれています。

横山不動尊の見所
<仁王門> <青銅五重塔>
仁王門 青銅五重塔
津山杉に囲まれた森にたたずむ仁王門。仁王門には仁王像、楼上に十六羅漢像が並んでおり扁額の「白魚山」は幕末の三舟の一人として知られる山岡鉄舟によるものです。 境内の傍らにある青銅五重塔は明和3年(1766)に建てられたもので、宮城県の文化財に指定されています。基壇も含めると高さは5m以上にもなります。
<横山ウグイ生息地> <奥の院入口>
奥の院入口
境内の池は、約400年前に造られたもので、ウグイが生息し国の天然記念物に指定されています。直径80m余りの楕円形の池にはウグイが回遊し透き通った池の水にその姿を見ることができます。生息地はこの池と加茂川・締切沼一帯がおもな生息地となっています。横山不動尊のウグイは4月〜5月にかけて、いったん池を離れて産卵をし8月頃、再びこの池に戻ってくるという習性をもっています。
池の中心にある祠には薬師如来が祀られています
奥の院への入り口は青銅の五重塔の裏にあります。
奥の院へは山頂に向かって遊歩道がありますが、あまり利用する人がいないのか、少々荒れ果ててるようにも見えます。
入り口の時点から急な勾配の遊歩道、下から見ていると、奥の院まで行く気力がそがれてしまいます(笑)
誰かいってくれないかな・・・・でも一度行ってみたいです。
私もチャレンジしようと思ったことはあるのですが大雪、大雨の翌日、猛暑・・・これらの理由で断念してしまいました。

横山不動尊おみくじミホのお気に入り

おみくじ
不動堂の賽銭箱の横に設置してある、おみくじの販売機。この機械で引いたおみくじは90%以上の的中率をもつそうです!100円を入れるとポ〜ンと威勢のよい音が響きおみくじが出てきます。例祭などの時は販売機は休止になり、隣の社務所での販売になります。

夜の横山不動尊(ミホのお気に入り)
夜の横山不動尊は昼とは全く違った趣を見せてくれます。そこはまるで「ゲゲゲの鬼太郎」の世界です。仁王門をくぐると突然光るライトにびっくり。静寂な暗闇にたたずむ不動堂。闇に響くおみくじ機の音。一人でいるとかなり心細くなります。
夜に訪れた人しかこの雰囲気はわからないでしょうね♪
近隣は住宅地なので夜に訪問する際は、迷惑行為に十分注意してください。


おみくじ機
おみくじ機

横山不動尊への地図

横山不動尊(大徳寺)データ



宗  派    曹洞宗 白魚山
所在地    〒986−0402
         登米市津山町横山字本町3
連絡先    TEL0225-69-2249 FAX0225-61-8001
交  通    JR気仙沼線 陸前横山駅から
         国道45線を石巻方面(西)へ徒歩5分
駐車場    有り
例  祭    1月1日  年頭大祈祷   
         1月14日 どんと祭
         1月28日 初不動
         4月27、28日 春季大祭典
        10月28日 秋季大祭典 
        12月28日 納めの不動

   宮城の旅メイン | 登米市メイン |
Copyright (C) MiyaginoTabi Co., Ltd. All Rights Reserved since 2006
powered by Ksystem